ホンダの新型オデッセイを値引きで買う良い時期はいつでしょうか。

新型オデッセイの値引きが引き出せる良い時期を見てみましょう。

2016年2月に待望のハイブリッドモデルが登場したことで、ホンダ・オデッセイの人気が急上昇しています。

トールボディがひしめくミニバンばかりが売れ続ける市場も、100万台あった2013年から現在は実質60万台ほどに下がってきました。

マツダがミニバン市場から手を引き、三菱自動車は日産傘下でラインナップがガラッと変わる可能性が出ています。

その中で、新たに売れ始めたのがクロスオーバーカーのホンダ・ヴェゼル。

そのスタイリングは2ドアクーペの車高を高くしたような、アクティブで、アーバンシーンにピッタリ似合う「粋」でしょうか。

ホンダが得意とするエッジの効いたデザイン、スパッと和包丁を入れたようなカッティングとフロントに、サイドは美しいクーペフォルム。

これはオデッセイ共通なことに、ぜひ注目してご

覧ください。

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過去2年、3年とオデッセイは売れなかった…

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引用:http://automobile-assets.s3.amazonaws.com/automobile/body/HondaOdyssey-001.jpg

ミニバンとワンボックス、スペースワゴン…様々な車がデビューしてはモデルチェンジを繰り返して来ましたが、オデッセイとはどういったカテゴリーに入るのでしょうか?多くの方は「Aピラーが寝ている」ことと「全高が自分の背の高さくらい(1,550mm~1,700mm)」といったほかには、ワンボックスカーとの違いが判らないのではないでしょうか?

トヨタ・エスティマとホンダ・オデッセイは、この市場で最も知られた車です。

エスティマはミッドシップという言葉を使い、エンジンを車の真ん中に置き、重心を安定させた車、とCMで宣伝しました。

むろん、エンジンのレイアウトが真ん中にあるわけはなく、FFミッドシップという少々ややこしい説明がくっついています。

これに対し、オデッセイは完全にキャブのフラット化を前面に出したグローバルカーとして開発。

目を付けたのはアメリカNYのイエローキャブ。

フォードヴィクトリアといったビッグセダンから、ホンダオデッセイに代わり、今ではロンドンタクシーも日産のワンボックスカーへチェンジしています。

ただ、ホンダはグローバルで開発したため、国内では圧倒的なトヨタの販売網に敗れてしまいました。

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2014年は、ホンダにとって厳しかった。15年は軽しか売れなかった

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引用:http://img.favcars.com/honda/odyssey/honda_odyssey_2011_wallpapers_1.jpg

ホンダの戦略上、失敗だったのは「アコードワゴン」の存在です。

2013年に販売終了したアコードツアラーは、海外ではイギリスで生産される「シビックツアラー」にとって代わりますが、日本ではツーリングワゴンはスバルとマツダのシェアが圧倒しています。

オデッセイとアコードツアラーは、ほとんど同じ寸法で作られ、その違いが明確ではありませんでした。

もし、一本化できていれば様々な特別仕様車もあれば、インテリアの解放感も変わったでしょう。

その影響で、2014年はホンダは在庫車を増やし、他社ディーラーの攻撃にさらされてしまいます。

そして、問題となったリコールとタカタのエアバッグシステム、さらにハイブリッドシステムが3種類もある、という複雑さが消費者に困惑を与えることになってしまいました。

走り優先のガソリンエンジンでさえ、実は低燃費で素晴らしいのにも関わらず、ハイブリッド=低燃費=環境にやさしい、というわかりやすい図式が一般市民に定着していたわけです。

オデッセイブランドは、他社が繰り出す高級路線にも対応できず、かといって250万円台のミニバンにも市場を奪われます。

開発研究は続けられていたものの、ホンダ=N-BOX、というイメージが一気に張り付いたのが実態でした。

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3月の大決算、ここで勝負した現行の新型オデッセイ

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引用:http://vcdn.paultan.org/image/2013/09/2013-honda-odyssey-jdm-13.jpg

乗用車は3月に買うのが一番安い、これは定説です。

もっともお得な買い方の一つは「●●パッケージ」の発表が2月の場合に、パッケージ以外の車と比較させて、購入するケースです。

例えば、アブソルート・X・ホンダセンシング・アドバンスパッケージは、347.6万円で7人のりのプレミアムシート(2列目)が買えます。

これは、直噴2.4Lのガソリン車。

これに対し、オデッセイ・ハイブリッドの場合は364.6万円で7人のり。

ホンダセンシングという安全装備はありませんが、その代わりに燃費の良さは17万円で買えることになります。

2列目シートのオットマンは両方ともついていますし、シートの材質が違うだけで、両方ともファブリックです。

大きな違いは、16インチサイズか、17インチサイズかの違い。

タイヤとホイールではアブソルートが専用タイプで気に入る方はそのまま購入されます。

もう一つが、アブソルート専用のチューニングサスペンション。

低重心の場合はごつごつした路面を捉える反面、ドライビングでカーブがスムーズではない場合があります。

が、それをいなしているサスペンションは、ホンダならではと言えます。

ガソリン車とハイブリッド車でこれほどの差しか価格設定していないのは、ホンダぐらいなもの。

100万円ほどの価格差が当たり前の他社と比べて、ぜひエンジンシステムの違いで値引きを吐き出させましょう。

アブソルートシリーズは、値引き可能だ

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引用:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/images/movie/styling/016.jpg

アブソルートシリーズはLEDフォグランプ周りや、パープルの独特な塗装の光沢感、インテリアの黒木目調パネルは価格以上の価値が伺えます。

特に、深夜に浮かび上がるようなプレミアムブラックヴィーナスパールはアブソルートの専用色で、金を混ぜた特別な塗装です。

金は通常表面に塗られることが多いのですが、顔料として混ぜる「メタシャイン(日本板硝子の商品名)」はガラスをフレーク形状にし、その表面に金を混ぜ合わせてコーティングしています。

この塗装色は通常のブラックパールよりも反射には弱い反面、光沢度合いが浮かび上がってくる独特なもの。

ダークブルーがかったようにもみえ、またパール系のブラックにも見えることから、大変美しい色に仕上がっています。

アブソルートはオデッセイのひとつのブランドになりつつあります。

多く売れていけば、また特別仕様車が出ることはお約束通り。

一番いいのは、こうしたアブソルートの特別仕様車が出てくるタイミングに、在庫車のハケが予想されることです。

そうした車を安く購入することは、本当のお買い得になります。

12月、なぜかオデッセイは売れていない

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引用:http://usautoblog.com/wp-content/uploads/2015/11/2017-Honda-Odyssey-debut.jpg

圧倒的な販売力を誇るアルファード、セレナ、ヴォクシー、ノア。

最高級グレードが1,000万円を超える、ヴェルファイア。

はっきり言えば、全高で1,800mmをはるかに超えるビッグミニバンは、すでに400万円コースから600万円コースへと移っています。

セレナあたりで250万円から270万円ですが、セレナは2016年8月に新型モデルを発売。

ですから、12月はセレナ一色になりそうな勢いでしょう。

オデッセイは、12月に売れていないのがここ5年ほどの動きです。

これは、完全にクリスマス商戦へディーラー対策が良くないことを意味しています。

売れる車は黙っていてもお客さんがハンコをつく、というのが常識ですが、その中には一生懸命値引き対策をするお客さんもいます。

つまり、12月は玉石混交の交渉が成り立つのですが、今までのホンダは12月に値引きをしませんでした。

2016年はどうでしょうか?アキュラからNSXを出すのもあと2年、今が一番台数を稼がなければならないときでしょう。

ということは、セレナに合わせて、まず9月を抑えましょう。

この第二四半期決算では必ずセレナをぶつけて値引きを引き出します。

12月はトヨタも含めた総力戦になります。

今年は、9月の動向を見て、12月の値引き交渉対策を考えるべきです。

中古車市場が値上がりしているのかも見ておこう

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引用:http://file.kbb.com/kbb/images/content/editorial/slideshow/2014-honda-odyssey-family-cars/2014-honda-odyssey-07-600-001.jpg

中古車ディーラーに行くと、2万kmから2.5万kmほど走った車がお手頃な値段で販売されています。

傷もなければ装備も標準タイプのみ。

エアロなどは付けていませんがアブソルートが多いこと、白が多いことなどを見ると「何か変だな?」と思いませんか?実は、こうした車は個人で購入したものではなく、ディーラーが代車として使っていたものが多く存在します。

2.5万キロほど乗って、経過年数は2年ほど。

それで40万円から60万円ほど値落ちしているものをみると、1年で1万キロ走って、20万円から30万円下がるんだなあ、ということが分かります。

ここがポイントです。

2016年2月にデビューしたのは、ハイブリッドモデル。

ですが、2013年に新型オデッセイがデビューしていますから、新型でも新鮮味は経過年数で値引きにつながってもおかしくはないはず。

ここがポイントです。

値引きはもともとの車両価格がいくらなのか、ということなのではなく、車は売れていけばそれだけ生産コストが下がっていきます。

確かに、2014年、2015年は売れ行きが寂しいオデッセイですが、2016年は絶好調。

だからこそ、中古車でこのくらいの値になっている、ということを調べ、値引き交渉につなげていくのも手です。

買いたい時が値引き時、ではなく下取り車の状態も気にしておこう

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引用:http://usautoblog.com/wp-content/uploads/2015/07/New-Honda-Odyssey-For-sale.jpg

最後は買うタイミングです。

一番きにしておくことは、今乗っている車の車検時と自動車保険の更新時とのタイミングです。

車検では重量税を支払わなければなりません。

また、自動車保険は意外に曲者です。

例えば、ハイブリッド車は保険料が安いのか、と思いきや、トヨタプリウスのように、2年続けて値上がりしているところもあります。

事故率が増えているハイブリッド車、ホンダセンシングを付けておかないといけない「高齢者」の場合は、保険料を無駄にしないような買い方も必要です。

毎月払うガソリン代、駐車料金、年に1度の自動車税、2年おきの車検など、ランニングコストも考えて、その分を先に現金でプレゼントしてもらうくらいの肝っ玉で、値引きを引き出しましょう。