ホンダの新型オデッセイの中古の値引き金額はいくらになるのでしょうか。
新車の新型オデッセイとの比較も合わせ、中古の値引き金額を見てみましょう。
2013年にフルモデルチェンジを果たした5thオデッセイ。
2016年2月にハイブリッドモデルが出たばかりですから、中古車の9割以上がガソリン車ということになります。
ガソリン車の場合、高年式と低年式ではかなりの差額が出ているようですから、この辺りはよく調べていくのが重要でしょう。
また、中古車の中には、新車の人気が上昇することで、見た目が変わらない低年式もつられて価格上昇に走ることもあります。
まずは、中古価格をよく見てみましょう。
Contents
2013年のFMCモデルは、いまどの程度の価格帯か?
引用:http://techdou.net/wp-content/uploads/2015/12/td20151113-012200.jpeg
ホンダオデッセイは、メインキャラクターとしてアブソルートを押し出しています。
このタイプは車高が低く抑えられ、扁平タイヤも良く似合うスタイリッシュワゴンのベース車両としても人気があり、20代から30代の男性には特に受けのいいモデルです。
アブソルートが市場に多く出回っていることから、タマ数もかなりの数でそろっており、完全に個人ユーザーがドレスアップしたモデルは値落ちせずに保たれています。
まず、ディーラーのデモ車アップのケース。
アブソルートEX ホンダセンシング が355万円から360万円。
新車価格が345万円で、諸費用を20万円とすると、10万円ほど安く購入可能です。
走行距離は3,000kmほど。
こうした車は、店長の裁量によって価格が決められるケースが多く、値引きはオプション分となることがほとんどでしょう。
今までは、ディーラー自らがデモ車販売はしないのが普通でしたが、最近はホンダオートテラスでの販売が普通になってきています。
こうした車の良いところは、諸費用コミの総額でも安いところです。
本来、新車購入での諸費用はどの程度かかるのか??
引用:http://amd.c.yimg.jp/amd/20160229-20102768-carview-000-1-view.jpg
新車諸費用はどのくらいかかるのでしょうか?
ABSOLUTE・EX Honda SENSING の場合、新車で ¥3,450,000。
フロアマットと純正の簡単ナビを取り付けて、\56,656だけをセレクトして、350万円ジャストにしてもらうことを想定してみましょう。
新車で購入の場合、以下の諸費用が掛かります。
●自動車税(7月登録)¥30,000
●自動車取得税 ¥51,700
●自動車重量税 ¥22,500
●自賠責保険料 ¥40,040
●手続代行費用 ¥46,440
●預かり法定費 ¥ 6,000
●リサイクル費 ¥14,800
○合計 ¥211,480
つまり、新車のアブソルート、ホンダセンシングで3,711,480円、約370万円は覚悟しなければならないことになります。
無論、ここから値引きはあるのですが、諸費用の代行費用以外はどうしてもそのまま支払いに回ることになるでしょう。
諸費用は20万円は少なくともかかります。
中古車で買う場合、売る方がすでに諸費用を支払っている
引用:http://img.response.jp/imgs/zoom1/1018637.jpg
では、中古車の場合、こういった諸経費はどこまでかかるのでしょうか?実は、車検のある場合は、重量税以外の額を中古車オーナーも支払わなければなりません。
が、それは県や国といった機関へ届け出して払うのではなく、ディーラーに「相当分」を支払う決まりになっています。
例えば、上のアブソルートの場合、355万円で諸経費込みです。
新車なら365万円で諸経費込みとすれば、10万円安く手に入るのです。
ですが、ここが交渉次第です。
まず、3,000kmしか走っていない、とは言いながら、すでにワンオーナーではなくツーオーナーになってしまいます。
これは車検証で所有者と使用者が変わる、あるいは使用者だけが変わるケースに該当するからです。
初期登録年月と使用者変更の登録年月が少しでも異なれば、履歴としてツーオーナーはわかります。
そこをどう評価するか、という問題があります。
例えば、この新車同程度の中古車を下取りとして、次に車を買う場合「誰が乗ったのかわからない」中古車の履歴は、大事です。
ツーオーナーだから、もう少し価値を下げるべき!、こういう論法は正統なのです。
では、いくら値引いてもらえるのか?
引用:http://www.tomtomsvoice.jp/voice/wp-content/uploads/2016/02/Odessay-Hybrid.jpg
中古車には、定価がありませんが、一応査定協会の査定表があります。
4WD車は北陸、信州、北東北、北海道で価格が高く、逆に北海道では2WDはまず売れません。
そのため、ディーラーの中で地域限定で販売しているところでは、売りにくい車はすぐにオークションに出してしまうことがほとんどです。
デモ車の場合、実際には傷なしとは言いながら、結構荒く使われることがあります。
不特定多数の顧客が試乗するわけですから、ディーラーとすれば本来は原価の50%から60%で減価償却してしまっても問題はありません。
ですが、これはあくまでも経営上の問題で、表に出せない場合は社員が買うことになる場合が多くあります。
デモ車がたまたま出てきて、これが新車同様のよい状態、AAクラスだった場合、即納車として購入するのはラッキーと言えます。
この場合、車両値引き20万円程度を考えるよりも、ディーラーオプション分をタダに、という方が良いでしょう。
20万円の根拠は諸費用です。
つまり、この分は本来は支払ってあるところを、短期間でもう一回払わなければならない理屈になります。
試乗車として何十人、何百人もの人が運転したレンタカーのようなものですから、本来はディーラーが負担したまま売って構わないはずでしょう。
低年式は値落ちが激しい。現行の中古車でないと再下取りは難しい
引用:http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1031823/030800022/02_400.jpg
新型オデッセイ、つまり5thオデッセイの値引き額について、意外な情報があります。
それは「新車の方が中古車よりも値引きが大きい」という話です。
なぜでしょうか?例えば、ハイブリッドオデッセイは、3,000kmの走行で、無傷であっても、新車同様の価格で販売されています。
ハイブリッドではない、2.4L直噴ガソリンエンジンの場合、特にホンダセンシングのついていないアブソルート、Gは値落ちが大きくなります。
中古車市場では、現行の「アブソルート X ホンダセンシング」と「アブソルート X ホンダセンシング アドヴァンストパッケージ」のタマ数が多めです。
ですから、このグレードは20万円の値引きはぜひしてもらうようにしましょう。
あとは程度問題で、例えばタイヤの減り具合なども減点法でチェックします。
当たり前ですが、5th以前はほとんど値が付きません。
つまり、値引き込みの値段販売されています。
中古の場合、内装のチェックは入念にしよう
引用:http://hanabi.autoweek.com/sites/default/files/styles/gen-1200-675/public/112809999-3_1.jpg?itok=DKzO1kQ2
中古のオデッセイは現行車が売れていなかった時期が長いため、最初から高値を付けて「売れればいいか」というスタンスでおかれているところが多く見られました。
どんな販売業者も、売れる車を仕入れて右から左へとさばきたいものです。
特に、ステップワゴンとオデッセイの箱型が両方とも売れず、フリードだけが健闘していた関係で、現行オデッセイは意外に高止まりのまま。
また、トヨタ系ディーラーの中にはオデッセイからの乗り換え組を着実に狙うため、オデッセイを少々高めに下取りして、そのまま塩漬けしているところもないではありません。
ですが、状況は少しずつ変わっています。
ハイブリッドが売れ始めれば、本来の2.4Lガソリンエンジンも売れ始めます。
その結果、タマも次第に流れていきますので、値引きに応じる店も出始めています。
ガソリン車もぜひ候補に
引用:http://st.automobilemag.com/uploads/sites/10/2015/09/2014-honda-odyssey-exterior-view.jpg
ホンダの走りを十分に試したい、それならば素のオデッセイは最高です。
プラットフォームはアコードですから、低重心であり、高速走行やカーブでの安定性はトールボディをはるかに凌ぎます。
これは2013年デビュー以来、全くと言っていいほど良くなったホンダクオリティ。
中古車とは言っても、ホンダのFMCはスパンが長くなっています。
程度のいい中古車は、ぜひ値引き20万円を目標に、結果を出してください!