ホンダの新型オデッセイの値引き平均額はいくらになるのでしょうか。
全国的な相場から、新型オデッセイの値引き平均額を見てみましょう。
新型オデッセイは、5代目になります。
常に新しい車を出してくるホンダにしては、かなりのネームバリューを持った古株でしょう。
それだけではありません。
今やオデッセイはカナダで生産されるホンダ最大のビッグワゴン。
カリフォルニアでもオハイオでも、NYでも、当然のごとく街にあふれているのを知らない人はいません。
オデッセイは日本・アジアモデルと北米モデルで大きさも重量も違いますが、そのプラットフォームはそれぞれアコードのものを流用。
実は非常にうまく計算して出来上がっているトップセールスカーの一台だったのです。
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こんな魅力的なミニバンは、ホンダしか作れない
引用:http://www.topgear.com/sg/images/planettopgear/Behind_The_Scenes/honda_odyssey_kiddos/DSCF1045%20copy.jpg
オデッセイは、ホンダのミニバンでは最も高い価格の車種ですが、世界中で販売されるには複雑すぎる技術がネック、と言われていました。
ハイブリッドモデルは特に蓄電池の価格変動が大きく、電池メーカーは様々な車両メーカーと提携して生産しつつも、ボディー内に収めるサイズには限りがあることから、非常に苦労が絶えないわけです。
今や、自動車は部品の集合体ではなく、部品そのものが独立した電子機器であって、自動車メーカーの下に車体会社、部品会社などがぶら下がる時代ではなくなってしまいました。
半導体のように、小型化集積化がどんどん進み、それをいかに安く供給してもらえるか、という話になっています。
ただ、それは従来の車よりも「重量」が圧し掛かることを意味します。
ミニバンは特に、重く重くなっています。
それでいて、走りがいいとなると、実はホンダは他メーカーを圧倒している、と言われています。
なぜオデッセイは売れる?米国ではファミリーカーの代表格
引用:http://data.auto.ifeng.com/pic/bigphoto.html?img=http://a2.ifengimg.com/autoimg/66/29/2102966_3.jpg
2014年3月、ホンダアメリカは累計2,000万台生産を達成。
いったいどの車種が売れているのか、と調べるとこれが「アコード」。
日本にもアコードはありますが、全くの別物といった感があります。
エンジンこそ2.4L直列4気筒と、3.5L V6、そしてハイブリッドセダン。
プラスしてクーペがあるところがいかにもアメリカ、でしょうか。
オデッセイはこのアコードのシャーシを流用。
ですが、実際には2,130mmというアメリカンサイズになっているのですから、本当に驚きです。
2.1tもの車重を軽々と回していくにもかかわらず、ボディ剛性はびくとも揺るぎません。
ちょっとした段差にもうまく反応していることから、安定した走行性はベストファミリーカー2015の称号を手に入れています。
アメリカ全土のハイウェイは、意外にも老化していて、補修が間に合わないという問題が多発しています。
そのため、州ごとに道路の状況が大きく変わり、ただ頑丈な車は売れなくなっています。
走って疲れない車の条件は、サスペンションとボディ剛性のバランス。
ホンダはこの点最優秀なミニバンを作ったのです。
日本では、ホンダの良さがなかなか伝わっていない
引用:http://s3.caradvice.com.au/thumb/1000/562/wp-content/uploads/2014/08/Honda-Odyssey-VTi-L-3.jpg
ミニバンの求められるものは、なんでしょうか?多くの男性は「ドライバー」として、走りに注目しますが、同時にハンドリングやナビの操作性に着目するでしょう。
豪華なインテリアかどうかは、はっきり言って「慣れ」の問題です。
3代目のオデッセイではよくインパネの上に「ヤシの木」が生えていたり、毛皮に覆われていたり、とかなりドレスアップ度でも評判の仕様車が多かったのも事実でした。
ところが、2016年のミニバンはかなり評価の仕方が変わったようです。
まずは「後席の揺れ具合」。
ミニバン慣れした人たちにとって、後席はくつろぎの場所でなければならなくなりました。
今までは、ドライバーズシートだけに乗っていた人が、後席にも乗るケースが出てきたのです。
子供が免許を取って、運転してもらうケース。
あるいは、チャイルドシートの横で、子供の世話をするケース。
そのとき初めて、安定性が重要なことが分かります。
急な坂道だけでなく、車線変更や強風での横揺れは、ハイルーフ車に大きな抵抗となります。
なぜ、ホンダは低床にこだわるのか。
そこがまだまだ理解されないのが日本の現状です。
走りに価値があるオデッセイ。では、値引きはどのくらいか
引用:http://images.autocarbazar.com/images/media/630X334/2014-honda-odyssey-at-kuala-lumpur-international-motor-show-2013.jpg
ワインディングで力を発揮するオデッセイ。
実は、現代の車でも「あたりはずれ」はあるものです。
前評判が良かったホンダセンシングですが、意外にも不要という方もいないわけではありません。
さて、値引きの標準金額ですが、約18万円。
これは車両本体価格340万円で見積もった金額です。
ガソリン車だけで見れば23万円程度になると思われます。
ただ、値幅が大きいのはどのメーカーでも同じ。
マツダが5万円だけ、レクサスはなし、というのは例外として、ホンダでも埼玉、東京は別格で値引き率が上がります。
自宅が東京でも練馬区、北区といった方は埼玉県で購入すると値引きが大きい、と言われています。
これは他県でも同様ですが、車で1時間圏内は「領土」というのがディーラーの常識です。
東京都江東区のディーラーが、熊谷ナンバー登録をすることがあるとしましょう。
地元ディーラーでは考えられないプライスで購入できた。
ですが、その実態は「ディーラー限定車」だった、という話がよくあります。
キャンセル車だったり、塗装色を間違えて発注するということは、実はあります。
こういう場合、例外的に50万円引きということがあり、それがネット上で流れてしまうことがあります。
値引きの当たりに出会うにはどうしたらいいのか?
引用:http://www.autotribute.com/wp-content/uploads/2010/02/Next-Honda-Odyssey-7.jpg
ディーラーに在籍している社員にいろいろと話を聞くことは、ありませんか?友人がホンダに勤めていた、あるいは陸送担当だった、工場で働いていた…様々な人たちが自動車業界で働いていますが、彼らが自社の製品、つまりオデッセイを社員割引で買った、という話は全くないでしょう?
よく、原価表というものがあります。
パンでも眼鏡でもスマホでも発売決定時に原価表が社内で配られます。
例えば、例えばの話ですが、340万円のオデッセイの車両本体価格で、原価が280万円だったとしましょう。
これは、新型デビューの際は実は原価率は「80%以上」でなければなりません。
なぜならば、オデッセイに限らず、車は専門のプラットフォームで作られる場合は初期投資が莫大だからです。
この車は月販5,000台が目標、という場合、年間60,000万台、それが5年、合計30万台売れれば完全に初期投資分もペイする…というシビアな計算をしていくわけです。
オデッセイは2013年デビューですから、3年経過したプラットフォームで生産されています。
ですから、その間の売れ行き動向で、これからが「もっとお安く買える」はずです。
本来は、原価率は60%を切っていなければならないところなのです。
中古車を扱う「ホンダオートテラス」に新車を聞いてもいい
引用:http://www.blogcdn.com/jp.autoblog.com/media/2013/06/628x424xhonda-odyssey-oloa-race-car-19jpgpagespeediciavszrutf9.jpg
ホンダオートテラス、とはホンダディーラーの中古車販売店舗です。
実際には新車ショウルームのバックヤードがオートテラスですが、他社の車ばかりでは意味がないので、ホンダ車専門の中古車を扱うようにしています。
中古車は、一台一台がオリジナル車で、前オーナーの使い方で全く車の健康状態が変わってしまいます。
認定中古車という制度は「保証があるかどうか」ということ。
要は自動車としての走りが大丈夫かどうか程度、と考えるのが妥当です。
オートテラスの役割は、中古車を買いに来たお客さんを新車へご案内…というのが目的。
ですから、長らくショウルームに飾ってあった展示車両を「出物があります」とこっそり売るケースがあります。
これが「当たり」と言われるものです。
新車登録もしていませんから、全くの新車。
それでいて、カバーが掛かった状態でステアリングを触られたり、シートに数十秒座られたり、という扱いを受けているだけです。
ただ、オプションはなにもついていないため、ディーラーで新たに買うなりしなければなりません。
こうした情報はオートテラス専門社員と仲良くなっていれば入手可能です。
2016年9月から12月はオデッセイの値引きは大きい!
引用:http://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserCarPhoto/120360/p1.jpg?ct=dfd7a6357dc6
オデッセイをなんとか安く買いたい、予算が300万円までだけど、アブソルートはゲットしたい!そんな熱いハートの方々!ぜひ、時期を狙うのが必要です。
まずは、2016年9月のフリード、フルモデルチェンジがカギです。
モデル末期でも4,000台近くの月販数を誇るフリードですが、1Lターボエンジンは魅力。
意外にこちらに人気が取られる可能性もあり、オデッセイへのステップアップを図る上での値引きが始まりそうです。
また、トヨタエスティマのマイナーチェンジの動向も気にかかるでしょう。
トヨタとすると、あまりにも力が入らないマイナーチェンジで、安全性能も中途半端。
ただ、経費をかけずに生産できる現行ボディー継続ですので、大幅値引き(30万円以上)が約束されています。
エスティマを競合車として9月以降に商戦を開始するのも手ですね。