車は小さくても、室内空間は1mmでも広いほうがいい。

シートはフルフラットにならなきゃ嫌だし、後席ドアはスライド式がベスト。

そんな世の女性たちには残念ですが、マツダ・デミオはご希望通りの車ではございません!

では、デミオはどんな車?と聞かれたら、どう答えればよいでしょう?

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引用:http://i.ytimg.com/vi/WnnAhDoKoKQ/maxresdefault.jpg

答えはひとつ、「凄くかっこいい」んです!

フロントマスクは、マツダ共通のアグレッシブ、フロントランプとバックランプは、短刀の刃のような鋭さがあり、どんなイタリア車にも負けないほどです。

ヨーロッパではMAZDA2の名で知られるデミオ。

190㎝が標準身長という人たちが、愛してやまないロードスター(MX-5ミアータ)同様、MAZDA2は世界の小型車市場で着実に売れ始めている名車の一台です。

デミオの売りは、ディーゼルエンジンにあり

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引用:http://3.bp.blogspot.com/-3W-o6Eubsqw/VDfN2L2JrZI/AAAAAAAAQoI/IWIVtAUcAjE/s1600/Mazda2-12.jpg

アイドリングストップ、回生エネルギーシステム、ハイブリッドシステムなどはミドルレンジ以上の車ならすでにありふれているテクノロジー。

ですが、デミオはこうした中で、アイドリングストップだけを用い、1.3Lガソリンエンジンで20km/L~24km/Lもの高燃費を達成しています。

そして、マツダの世界戦略の目玉である1.5Lディーゼルエンジン仕様の場合、最高で30km/Lもの数値を叩き出します。

ディーゼルエンジンの燃料は、軽油。つまりガソリン価格よりもリッター20円は安いのですから、コストパフォーマンスは抜群なのです。

しかし、デミオの車両本体は決して「安く」ない?

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引用:http://3.bp.blogspot.com/-_VKLNGsyhK8/VWI7rCgGlVI/AAAAAAAR7-Q/tJTVXDOLo0M/s1600/Mazda2-New-180.jpg

デミオの車両本体価格をリストアップしてみましょう。

○1.3L ガソリンエンジン仕様車

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これを見る限り、同じ1.3Lのエンジンでも、ベーシックグレードから、プレミアムグレードまで60万円もの価格差があることが分かります。

○1.5L ディーゼルエンジン仕様車

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1.5Lのエンジンは、マツダのクロスオーバーカー、CX-3同様のディーゼルエンジン。

これは小型乗用車としては日本で数十年ぶりに復活した乗用車仕様のディーゼルです。

ただ、ディーゼルというと「バスやトラックのエンジン?」というイメージや、「振動がうるさいし、真っ黒い排気ガスが出るのでは?」と思っている方もまだまだいるのではないでしょうか。

そのようなディーゼルエンジンを備えたモデルを、デミオの最も高い価格帯に揃えているところが、日本では「なんか、高くない?」と思われてしまうのも無理はないでしょう。

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では、マツダ・デミオに乗るメリットは何?

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引用:http://cdn1.autoexpress.co.uk/sites/autoexpressuk/files/styles/gallery_adv/public/5/99//1740351761271527644.jpg?itok=foQFSjWs

全長が4,060mmのデミオに対し

○ホンダ・フィットは

3,995mmでハイブリッドシステムの1.5L。

価格は129万円から192万円。

○トヨタ・アクアは

3,995mmから4,030mmで1.5Lのハイブリッドシステム。

価格は176万円から243万円です。

Bセグメントは台数を売ることが、絶対条件です。

小さな車は儲けが小さいのは誰でもわかるのですが、このジャンルは圧倒的にアクアとフィットに独壇場です。

3位を日産ノートとデミオが競い合っている構図ですが、デミオは日本よりも海外での販売数が多く、タイとメキシコでも生産。

では、デミオに乗るメリットはなんでしょうか?

エンジンがいいから?スカイアクティブボディだから?

エクステリアデザインと、インテリアデザインが素晴らしいから?

デミオはドライビングが楽しめるコンパクトカーであって、燃費だけは良く、車重だけが軽い、そして価格が安いという小型車のイメージを覆す、スポーツカーなのです。それを理解している人だけが、この車を購入しているのです。

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新型デミオの目標値引き額を想定してみよう

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引用:http://jpx.responsejp.com/jpx/images/2014/10/04/234126_2.jpg?fit=normal

車両本体価格からは10万円の目標値引き、そしてオプションが豊富にセレクトできることから、まずオプションに的を絞ってみるのが大事です。

○LEDコンフォートパッケージ
97,200円

これは、フルオートエアコンやLEDライト、オートランプ、前2席シートヒーターなどを含みます。

○スポーティパッケージ
75,600円

これは、本革巻のステアリングやシフトノブ、アルミホイールにシャークフィンアンテナなどを含みます。

○セーフティパッケージ
86,400円

車線逸脱警報システムほか2点の安全性能を付けています。

問題は、どこまでオプションを含めるか、ということになります。

もし、20万円以上のオプションならば、10万円引きを狙うのが目標。

これで決まりでしょう!

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デミオの場合は、ベーシックモデルが一番お得。
ただし、値引きは5万円

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引用:http://www.thetruthaboutcars.com/wp-content/uploads/2015/05/DSC_9887-8.jpg

ここで、値引きについてちょっとした考察を考えてみましょう。

マツダはイタリア車やフランス車などと同類の「ラテン系」というのが世界での評価です。

ラテン系が得意なのはホットハッチ。つまり、3ドアのスポーツタイプが元祖で、もちろんMT車。

きびきびと走り、峠を攻めるようなライトスポーツマシンが、ホットハッチの条件。

ただ、ホットハッチで一番面白い、ドライビングが楽しいのはベーシックモデルなのです。

ですから、オプションをたっぷりつけるようなら、車両からの値引きは要らないから、オプションから20万引いてほしい、と要求しましょう。

デミオという車が欲しいんであって、最初からオプションだって要らないくらい!でも付いているんじゃしょうがないから、その分オプション代を引いてほしい!と元気一発営業担当にぶつけましょう。

新型デミオは、日本で唯一走りに満足できるコンパクトカー

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引用:http://s1.cdn.autoevolution.com/images/news/gallery/all-new-mazda2-goes-on-sale-in-japan-from-135-million-yen-video_9.jpg

なんだか、値引き額がぱっとしないなあ、とお考えになるかもしれません。

ただ、黙っていれば、5万円どころか、車両本体からは0、という悲惨な結果さえ出てくるのがマツダの現状です。

このセグメントはアクアやフィットがあるのに、わざわざこのデミオを選んだんだから、と強気強気に頑張ってみましょう!!