なぜ、デミオを買う??そう聞かれたら、なんと答えますか?
「かっこいいから」「スカイアクティブが凄いって聞いたから」「クリーンディーゼルエンジンに興味があったから」「マニュアルシフトだったから」「内装がシック」「走りが凄くいい」「坂道でも安定して走ってくれた」等々。
引用:http://www.mazda.co.id/assets/cars/mazda2-hatchback/overview/color/mazda2-metalic.png
でも、その中に「安かったから」という人はいるんでしょうか?
安い、リーズナブル、というユーザーは、おそらくゼロに近いのが実態でしょう。
1.3Lエンジンで、力はあっても、170㎝の大人が4人悠々乗れる車ではありません。
おまけに、200万円オーバーという予算を覚悟しなければならないんですから、ちょっとしたイタリア車かフランス車並み。このデミオをなんとかして安く買う方法を考えましょう。
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デミオはスイフトやフィット同様、純粋なスポーツカーだ
引用:http://2.bp.blogspot.com/-SqHt93blnI4/U_jGP9wSDYI/AAAAAAAAJsc/DVve-oFypo8/s1600/interior%2Bmazda2.jpg
全長4,060mm、全幅3,695mm、1.5Lディーゼルターボに6速MT。車重はわずか1.13tのボディというデミオ・ディーゼル。
デミオオーナーの7割がディーゼルを選んでいる、という調査もあるほど、エンジンで選ばれている数少ないコンパクトカーです。
日本では、スズキ・スイフト、ホンダ・フィットが「性格的」には似ています。
スイフトはインドで爆発的に売れており、フィットはジャズという名でイギリスで売れています。
そして、デミオは欧州で広く販売され、インドネシアでも浸透しています。
レース車両とみれば、デミオは決して高くない
引用:http://s1.paultan.org/image/2015/08/GIIAS-Mazda-2-Limited-Edition-8.jpg
この3台は日本車でありながら、世界で生産されるグローバルカーであるため、整備しやすく、排ガスも各国の環境基準に合わせており、燃費も優秀です。
そして、大人4人がきちんと乗って、時速100km/hを走り、曲がり、止まることができるスポーツ性能を持っています。
MAZDA2というコードネーム、デミオ。レース車両としてマツダは15MBというバージョンをわざわざラインナップしているところをみれば、スイフトRS、フィットRS同様、レースを前提に造られている3車種であることがわかるのです。
本物のライバルは、アバルト!
引用:http://www.turbonesia.com/assets/images/news/20141111/5461852da81bb7df668b4567.jpg
デミオよりも全長で400mm短く、全幅で70mm狭い「赤いサソリ」が、イタリアのアバルト500。1.4Lターボエンジンのベース車両はフィアット500、といえばあの「ルパン三世」でも登場するミニマムスポーツマシンです。
大きさでいえば、デミオよりも小さいため、完全に乗員は2+2。ただ、デミオに185㎝の男性2人が後席でくつろげるか?
と言われれば、即座にノー。ドア4枚はあるのは「多目的スポーツカー」であるためです。
アバルトは282万円なり。マツダは日本で250万円
引用:http://content.icarcdn.com/styles/article_cover/s3/field/article/cover/2015/mazda-demio-motorsports-concept_653-1.jpg?itok=msfcrJKm
アバルトは有名なチューニングメーカーですが、かつては乗用車を生産していました。イタリア屈指の名門、アルファロメオの146や、WRC6連覇のランチアデルタなどはアバルト仕様で最も有名なチューニングカー。
1980年台に世界のラリー界を圧倒していたアバルトを、追いかけまわし、とうとう超えたと言われるのが、スバルインプレッサと、このデミオでした。現在、アバルト500は282万円。
ベース車両のフィアット500は0.8Lと1.2Lというデミオよりもさらに小型のエンジンを搭載。ATモード付5速シーケンシャルは、細かくギアを刻むよりも、取り回しを大事に運転する女性向き。ですが、1tすれすれの車重から、非常に加速がいい、スポーツカーそのものと言えます。
デミオは、実は中途半端な存在。それが200万!!
引用:http://assets.kompas.com/data/photo/2014/03/04/1529433Mazda-Hazumi-1780×390.jpg
待てよ!デミオは確かに140万円ほどから購入できるわけですが、実際には様々なオプションを取り入れると、200万円ほどになってしまうのがオーナーの声です。
なぜか?それは、やはり車格なんです。
乗ってお分かりのように、シートは厚みもあり、包み込むような形状。小さめのステアリングとすっきりしたインパネ。
まさに、ドライビングだけのための狭い空間を意図的に演出しています。
リアビューを見れば、フィアット500と全く同じ、台形のスタイリングに、おしりが持ち上がったようなデザイン。
ここに、スポーツカーの原点があります。でも、日本で作るスポーツカーが、200万円、それもなんとも「割り切れない」多目的さが台無し、とも感じられませんか?
現行のデミオを「買い叩く」唯一のネタが「中途半端さ」です!スポーツカーにしては、車中がありすぎる、そして、スイフトやフィットRSに比べても高い!
4枚ドアで後席5人が乗って東京から箱根までは無理でしょう。
スイフトやフィアットと競合させれば、値引きアリ!
引用:http://dapurpacu.com/wp-content/uploads/2010/03/mazda2-sedan-thailand-2.jpg
ここまで、さんざんデミオのスポーツ性能の良さを記してきましたが、あなたがもしスポーツカーとして、デミオを求めるなら、2ドアで十分ではありませんか?
エンジンの音を消すようなスムーサーを装備する、ブラックリミテッド。何か変な気がしませんか?
もっと手軽な価格で楽しめるのが、本来のデミオ。それがいきなり車格を飛び越えたプライスになっているのはおかしい。
そこをぜひディーラーに問いただすのが大事です。いい車なのはわかるけれど、中途半端。
これは本当に200万円??本当はもっとあれこれ装備を削り取ってしまいたいが、使わないものまで標準装備。
その分値引きしてほしい!そう大きく出るのが上等です。
そして、満足なプライスを手にしてください!