車は小さいほうが面白い。
それも、車重が1トンほどで前後の重量バランスがよく、MT車だと申し分なし、というのは「間違いだらけの車選び」で有名な徳大寺有恒さん。
彼は生前、メーカーから謝礼を受け取らず、自分で車を購入して走りを確かめていました。
2か月から3か月ほどでどんどん車を買い替えるのですが、自分のお金で買った車だからこそ、小型車の素晴らしさを最高の表現で例えてくれたのです。
引用:http://www.autofreaks.com/wp-content/uploads/2015/04/2015-Mazda2-1.5-Diesel-27.jpg
マツダの新型デミオ、これこそ日本が全世界で売れるスポーツカーであることは、間違いありません。
欧州でもアジアでも、アメリカ大陸でも販売されるマツダのスモールスポーツカー。
まさに、旬の今だから手に入れてみる価値、十分にありそうです!
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グレードは2つ。どちらかを取るかで、値引き作戦は大きく変わる
引用:http://images.cdn.autocar.co.uk/sites/autocar.co.uk/files/styles/gallery_slide/public/images/car-reviews/first-drives/legacy/mazda-2-uk-2015-003.jpg?itok=VgiHJD0p
新型デミオは特別仕様車もあるため、ラインナップが非常に多いような「錯覚」に陥ります。
が、実際は2つしかないことをまずチェック。
まず、1.3L直列4気筒のガソリンエンジン。もう一つは1.5Lの直列4気筒ディーゼルターボエンジンです。
ここで、「おっ」と感じた方は、かなりの走り屋でしょう。
ディーゼルエンジンはトルクがありますから、加速が素晴らしい。
そればかり過給機が付いていますから、その伸びは圧倒的に期待できるのは間違いありません。
4000rpmあたりでぐっとエンジンの吹けが感じられるのが、このエンジンの特徴。
そして、このディーゼルエンジンを搭載したもう一つのモデルが「CX-3」。
そうです、Bセグメントのシティコミューターでありながら、クロスオーバーカーとしての佇まい、まさにじわじわと人気が上昇しているモデルです。
1.3Lのガソリンエンジンを取るのか、それともちょっとプライスアップしますが、クリーンディーゼル・ターボエンジンを取るかをまずはよくよく選択しましょう。
ガソリンエンジンなら平均5万円、という値引き額!
引用:http://3.bp.blogspot.com/-yamBVHAqoys/VWI7XKEHwRI/AAAAAAAR79A/GcDms8jYyqA/s1600/Mazda2-New-4.jpg
ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、どちらが売れているのか?
答えは、200万円オーバーになるディーゼルの方。
もちろん、エコカー減税100%がありますから、この際買ってしまおう!という背中を押してはくれます。
また、一度購入してしまえば、燃料は軽油。
年間2万kmも乗るような方なら、エンジンオイルをこまめに入れ替えれば済みますし、4.7Lほどのオイルは安いものでも3,000km置きに変えるくらいのマメさがあれば、15万キロ、20万キロは平気で走ります。
さて、これだけの耐久性に過給機がある、車重わずか1.1トンのライトウエイトスポーツマシン、この値段が200万円!なるほど、これではマツダは強気になるわけです。
レクサスではありませんが、値引きはなし、あっても「少しだけ」というのが基本です。
が、ディーゼルは次に記すとして、ガソリンエンジンは平均で5万円のディスカウント。
ということは、もちろんこれ以上勝ち取れればまずは一本!ということになります。
本命視する人が多い、ディーゼルは値幅が広がる
引用:http://images.car.bauercdn.com/pagefiles/19687/mazda2_black_02.jpg
だんだんお分かりになってきたでしょうか、マツダ新型デミオは、言い換えれば英国車の「ミニ」のような存在。
BMWが買収したMINIは、わずか1Lのエンジンで、日本の軽自動車より小さく、おしゃれな外観が英国王室御用達になります。
デミオは、フィットやアクアとは車格が完全に異なります。
ディーゼルエンジンのトルクは、市内のゴーストップを繰り返すのにも最適ですし、山坂の多い峠などでは最も優れた動力となりますし、高速路での安定感は抜群。
これを考えれば、ディーゼルエンジンの値引き平均は12万円から15万円というのが当たっています。
ただ、マツダの営業担当者とすれば、フィットやアクアと比べるなら値引きしません!と思っているに違いありません。
いい車だから、いい値で買うのが当たり前!
引用:http://s1.cdn.autoevolution.com/images/news/2015-mazda2-to-ditch-3-door-body-continue-to-be-offered-as-a-sedan-78167_2.jpg
新型デミオの月平均の販売台数は5,000台ほどですから、国内では年平均6万台がデビューしていることになります。
ですが、デビュー以来、その数は一定しており、極端な増加や減少は見られません。
2015年一年間で、国内の販売台数が二ケタのプラスに転じたのはマツダだけであり、国内シェア7%のマツダの伸びしろはこれから、と言われています。
つまり、いままでが売れなさ過ぎた、のがマツダの実態です。
2016年、すでにマツダは特別仕様車を出してきています。これは、値引きはしない代わりにさまざまなお得パックを付けていますよ、という証拠。
これを逆手にとって、売れているのだから、値引きして買う!と作戦を立てるのが一番ですね!
乗用車の価格は年々上がっている。だからこそ、買い時を選ぼう
引用:http://parkers.bauercdn.com/PageFiles/158723/All-new_Mazda2_SP_2014_Detail_25.jpg
2015年はVWの排ガスを巡る問題が大きく報道されました。実際に排気ガスの濃度が環境問題に影響するかどうかは、はっきりとはわかりませんが、VWのように、年間1,000万台を世界中に販売する会社だからこそ、その影響は良くも悪くも大きくなります。
安全性能についても同じことです。
衝突防止のためのセンサー、ミリ波レーダー、あるいはカメラなどを取り付けることは、その分の手間暇がかかり、部品納入から電子プログラムなどの検査も必要。
つまり、自動車はどんどん見えない部分にお金がかかるようになってきます。
ですから、営業マンに泣きついてもなかなか値引きができない事情も出てきています。
時期をよく見て買う、これも作戦の大事なポイントです。
新型デミオをどう評価するか、それが値引き額を決める
引用:http://images.car.bauercdn.com/upload/33517/images/04_mazda_2.jpg
ここでおさらいを。
ガソリン車にするのかディーゼルにするのか。そして、スポーツカーと捉えるのか、エコカーとして買うのか。
フィットやアクアと同格と考えるのか、それともMINIなどと比較するのか。
よくよく考えて、値引き額を引き出すように頑張ってみましょう。