2014年7月にデビューした、4代目のデミオ。そろそろ中古車が市場に出回ってきていますが、その価格はどうでしょうか?
現在中古車市場で多くみられるのが「新古車」というもの。フルモデルチェンジの車はどうしても「トラブル」が付きもの、ということで最初からバックオーダーを抱えていても、すべてが売れるわけではありません。
引用:http://gqjapan.jp/uploads/media/2014/08/mazda-demio01-810-538.JPG?1409370055
2か月、3か月ほどしてからじわじわと売れる車ほど、ロングセラーになり、生産販売の両輪が安定走行していきます。
ですが、限定500台などと最初から枠付きの生産販売の場合は、何があっても買う!というお客さんに買い占められます。
現在の新型デミオの中古車の多くは、ディーラーの試乗車や初期登録車で、100km以下の走行履歴のみが多く、価格帯もそれなりに「値ごろナシ」のものばかり。
中古車市場も人気度合いで結構高いままになるのです。
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中古のデミオが欲しい!その理由は?
引用:http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/159c0809df27496aa7141c2fa14afc21/201027973/Mazda+2+2015+europa-version-+(1).jpg
2014年デビューの新型デミオは、マツダ「魂動」兄弟の末っ子。
全長4mと6㎝の小型サイズですが、全幅は5ナンバー枠ぎりぎりの3,965mmですから、5ナンバーの黒塗りクラウンタクシーと同じなのです。
ですが、フロントマスクもリアビューもそう「大きく」は見えないのが、マツダのデザイン力。
もちろん、CX-3、CX-5、アクセラ、アテンザを一緒に並べて見れば、デミオのフロントマスクが小ぶりなのはわかります。
が、基本的にグリルの形状とフロントランプの位置など、すべて共通しています。
この「魂動」デザインになってから、デミオの中古価格は高値安定となっています。
逆に言えば「魂動」前の中古車の値段は大きく下落しているのです。ですから、とりあえずマツダの小型車で、安く車を購入したい、という人は「魂動」前、を買うべきでしょう。
まずは、デザインだけで、こんなに車の評価が変わる、これは非常に珍しいことなんですす!
新車を買った方が得か、それとも新古車や中古車がいいのか?
引用:http://image1-cdn.n24.de/image/6129220/1/large16x9/g7b/unterwegs-im-mazda-2-executive-line-mit-90-ps-gallerypicture-1_900x510.jpg
小型車を買う人の多くは、予算が200万円以内で車両代金と税金、諸経費すべてをまとめたいと考えるものです。
できれば10万円安ければ、もっといいし、20万円引いてくれれば、喜んで契約するでしょう。
ですが、自動車を買う、ということは任意保険の加入も必要。車両保険が付いていれば、200万円の車と150万円の車ではかなりの額変わってきます。
もし、新車を買うならば、取得税や重量税を払わなければならず、自賠責も払わなければなりません。
新古車の場合はまずそれは不要。名義変更してしまえば、見かけは新車と同じでしょう。
新型デミオの場合は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンですから、蓄電池やモーターがありません。
モーターは永久に使えるかもしれませんが、蓄電池は数年で劣化していきます。
そうなった場合、新古車を購入して売却する方が、新型デミオなら間違いなく「高い評価」のままでしょう。
フィットハイブリッドやアクアは小さいながらもバッテリーを搭載しています。
デミオはそれがありませんから、結果新車でも新古車でも中古車でもその時の価格で買え、評価は変わらないでしょう。
新型デミオの中古市場はどうなっている?
引用:http://i.auto-bild.de/ir_img/1/2/2/7/3/3/4/Mazda2-Cockpit-1200×800-51b2331258181e80.jpg
○XD Touring ナビ付き 新車価格 216万円
2018年車検、走行距離346km、修復ナシ
→ 中古車価格 185万円
この車の場合、2015年12月に登録された中古車です。
が、車両価格に加え、諸経費一切を入れると197万円。売る側とすれば、200万円以内で新車に近いデミオ、それもディーゼルを購入できる、とアピールしているわけです。
この価格から、どの程度値引き額があるのか?ということですが、中古車ディーラーは1台の車の利益を、少なくとも30万円から50万円以下にはしません。
ですから、低年式のベンツSクラスが120万円、などという場合は、30万円程度で購入しているケースが少なくないのです。
では、2014年3月初度登録のデミオの場合を見てみましょう。
○13C-V スマートエディションナビ付きですから、1.5よりもグレードは落ちます。
が、走行距離は5,000kmのみで、修復歴ナシ。
→ 中古車価格 75.6万円
支払総額84万円
わずか1年違うだけで、こんなにも査定が変わるのはなぜでしょうか?これが、「魂動後」と「魂動前」のデザイン力の差、そして動力性能の差なのです。
新型デミオは新車で購入した方が特になるケースが多い
引用:http://www.volan.si/application/volan/request/image/image.php/**userfiles**image**novice**Mazda**Press**2014**2014%202inpolmil**/gallery/thumb-full-3804/autox1081/middlexcenter/100/2014_mazda_2inpolmil_17.jpg/ze-2-5-milijona-avtomobilov-iz-hirosime-mazda-deutschland.jpg
中古車を買うメリットの一番は、やはり「少ない資金で車が購入できる」ことでしょう。
前のオーナーがどんな使い方をしていたのかが気にならないのなら、好きな車を少しでも安く買える楽しみは、中古車売り場でしか見つからないかもしれません。
特に、デミオのような小型スポーツカーの場合は、ハイブリッド車のように「エコ走り」に徹するようなドライバーはほとんど皆無。
室内空間の広さは競合他社よりも狭く、シートアレンジもフルフラットにはならないなど、利便性はデメリットが目立ちます。
ですが、運転しだすと、その思いは払拭されます。安定感があり、多少固めの足回りだからこそ、道路状態を敏感に掴むことができます。
小回りが利き、先進技術は怠りがありません。
そして、マニュアルトランスミッションが設定されているなど、これほど操作性で自由度のあるマシンもないのです。
MT車の場合、ドライバーの癖がシャーシに伝わるもの。ブレーキの踏み方、シンクロのタイミングなど、この癖は一度車に付くと、離れないものです。新車の喜びは、まさに自分の車になったかどうかが2,000km、3,000kmと距離を伸ばせば理解できることにあるのです。
中古車を買う場合は、予算を前提に割り切って買おう
引用:http://www.mazda.de/car-config-html5/resources/locale/de-de/m2/images/vehicle_presentation/exterior/base/2400_001_A4D_spritesheet.jpg
自動車を買う、ということはガソリン代、任意保険代、車検代、エンジンオイル代、冬タイヤ代、場合によっては車庫代などが必要となります。
このコストをどう見るか、が重要です。ガソリン車を買うのと、ディーゼル車を買うのでは、当然毎月のコストは変わってきます。
リッター20円しか違わないし、満タンにしても35Lから44L程度。
ですが、仮に30L給油した場合、ガソリンが110円なら3,300円、軽油が90円なら2,700です。
600円がわずか、とみても、10回給油すれば6,000円、つまり、軽油ならすでに2回分元を取っていることになるでしょう。
仮に、ガソリン車の予算内でディーゼル車を新古車で購入できれば、本当にラッキーなのです。
ですから、新古車を買う場合は、できるだけ担当者と懇意になって、値引きしてもらいましょう!
デミオは、中古車でも高く売れる。だからいつ買っても損はない
引用:http://i.auto-bild.de/ir_img/1/2/1/8/9/5/2/Opel-Corsa-vs-Mazda-2-2014-644×363-90265bd3c71ec58c.jpg
新型デミオは、世界戦略車として今後ますます売れていくのは必至。
マツダ全体の評価も高まっていくでしょう。ぜひ一度試乗して、その真価を確かめてみましょう!