新型デミオは、国内のコンパクトカー市場で「トヨタ・アクア」「ホンダ・フィット」「日産・ノート」に続く、4位の販売台数を誇ります。

そのため、デミオを買おうとした場合、当然この上位3車を競合車種にする傾向があります。

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引用:http://img.autocosmos.com/contenidos/galerias/1600×1200/GAZ_909fcd2a956649d9b0989cbc7870db89.jpg

また、カーマガジンや自動車評論家なども、価格設定の数字を追いながら、まずはフィットとバッティングさせよう、と勧めてきます。

ここではまず、デミオがどんなタイミングで売れてきたかを表を使って見てみましょう。

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(一般財団法人 日本自動車販売協会連合会 の資料より作成)

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3月、9月と特別仕様車販売「直前」が値引きが大きい

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引用:http://mtonline.cl/wp-content/uploads/2014/11/2016-Mazda2-Sedan-15.jpg

2014年の9月にデビューした新型デミオですが、月によって販売台数がかなり違うことが分かります。

特に、3月と9月の決算月は文句なく売れています。

2016年直前が大幅に落ち込みましたが、これもマイナーチェンジが1月にあったこと、特別仕様車のお得車を狙って様子見をしていた客が多かったため。

例年12月はどの会社も販売が好調ですが、2015年12月はマツダは特別悪かったのは、他社に顧客を奪われたためだけでもないようです。

売れない時期は値引きもよくありません。

売れていないなら、安くならないの?と思われるかもしれませんが、ディーラーも商売ショウバイ!時期が大事なんです!

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新型デミオ、値引きレポート(1)

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引用:http://img.autocosmos.com/contenidos/galerias/1600×1200/GAZ_21b14aa70b6b4741b38881bbe7e67c74.jpg

○XD Touring AT

2016年3月に購入。

決算時期ということで客足が多かったことと、ドイツ車からの乗り換え客もいた。実ははじめは「冷やかし半分」で見に行ったのだが、試乗して驚く。

これはいい、と思ったが顔には出さず「DEMIO」ってネームバリューがいまいちだなあ、とセールス社員を少し困らせながら交渉。

車のどこがいいのかということを熱く語るセールスを聞くうち、ブラックレザーリミテッドに決定。

何回かディーラーに行く段階で、車仲間も2人ほど同行してもらったところ、セールスの顔色が変わり、値引きが20万までゴー!知人も結局色違いで購入した。

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新型デミオ、値引きレポート(2)

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引用:http://www.autosonline.cl/images/stories/mazda/mazda-2/exterior/imagen-mazda-2-34.jpg

○XD Touring MT

2016年1月購入。下取りがフィットRSということで、営業マンが最初から私に興味津々の様子。

オレンジのRSは目立ちますから。実は15MBにしようかと考えていたんですが、ノーマル仕様のXD Touring MTに決めました。

オプションも含め、30万円の値引きは、どうも「下取り車」の値段が含まれていたような気がしますが、こちらはかなり使い込んでいましたので、査定はお任せしました。

結果的には値引きが大きかったかな、とは思います。

新型デミオ、値引きレポート(3)

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引用:http://img.carstuff.com.tw/images/stories/2015/PiersYu/6JUNE/0630/mazda2/021.jpg

○XD Touring MT

2016年1月に購入。都内のディーラーですが、数か所見積もりを取りまくりました。

神奈川でももらい、合計6社。ここまですると異常ですかね?

いろいろ話を聞くと、とにかく前の月が全然売れなかったということで、その反動でしょうか、営業さんの気合が違ってました。

この店は規模が小さく、ヤード他店よりも狭かったのですが、思い切って商談に出かけました。

他店の見積もり金額を見せたところ、オプション関係はすべて安くなり、MT車のキャンセルがちょうど出たということで、20万円の値引きをゲットしました。

色はソウルレッドで、希望のとは違っていましたが、これならすぐに納車できると聞き、今決めればさらに5万引きますという声で、一発回答。

まさか、この見積書を持って他店には行く必要もないので、その場で契約しました。MT車の場合、はじめは興味があって契約前までいく方が多いようですが、結果的に奥さんが運転できない、と言い出すこともあるそうです。

AT車かMT車で価格が同じ設定ですが、店によってはどうも違うような気がします。

新型デミオ、値引きレポート(4)

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引用:http://hashimotogiken.files.wordpress.com/2015/06/img_6441.jpg

○13S AT

2016年1月購入しました。値引き額はオプションのみ20万円。車両本体はゼロでした。もともとが値引きしない、と聞いていたので仕方ないかなと思います。ナビの分がそっくりタダになったような契約書でした。

この車にした理由は、自宅前の道路が狭いことと、フィットだとフロントの三角窓の部分が右折時に見づらいことが多かったので、もう少し小さな車にしようと思っていたため。

デミオは昔から中古車で30万円くらいで売っていたので、安クルマと思っていたんですが、実際に乗ってみてびっくりしました。

良い意味で裏切られました。デミオってなんかいい、イメージがないし、私の友達にもいまいちわからないって言われるんですよ、と営業サンに言ったら、オプションをタダで付けますっていうことになったんです。

イメージって大事ですよね。

総括!マツダのイメージはなかなか変わらない。そこを突こう

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引用:http://livedoor.blogimg.jp/motersound/imgs/7/b/7b98a454.jpg

値引きを勝ち取る方法、その一つはやはり「購入のタイミング」です。売れていない車は、何か原因があり、ある時急にⅤ字回復のように売れることはまずあり得ません。

値引きをしない、という方針のマツダですが、国内に8社も乗用車メーカーがあるのは多すぎ、というのが実態です。

まだまだデミオは「安いコンパクトカー」というイメージがありますから、そこを訴求して、値引きを勝ち取りましょう。