スバルの新型レヴォーグは人気の高いスポーツワゴン。

中古も出回っていますが、スバル車である観点から見て、中古の値引きはどれほどでしょうか?

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引用:http://www.jiji.com/news/handmade/special/car_photos/subaru-levorg/subaru-levorg1-01.jpg

2014年6月にデビューした新ブランド「レヴォーグ」は、2年経った今もライバル車が皆無!という孤高の存在です。

そのため、この車を選んだオーナーは一応にドライバーテクニックを持っており、接触事故や自損といったケースがほとんどない中古車が出回っています。

実は、スバルの車は「大変手間がかかる」ものだ、という事実をご存知でしょうか?

理由はいくつかありますが、やはり問題はエンジンにあります。

もちろん、そのエンジンが好きだ、という人が多いのも事実。それが下取り金額にも反映してくるのです。

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スバルのエンジンはなぜ特殊なのか?

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引用:http://www.btcc.net/wp-content/gallery/2016-season-launch/BTCC_08.jpg

スバルのエンジンの特徴は、水平対向のレイアウトです。

例えてみれば、ペットボトルを横に向けて4つ並べ、交互反対方向に並べます。

4本のペットボトルが前後に動くさまは、ピストンの動きを表しますが、水平方向に移動することで、エンジン特有の「ブルブル」という振動が発生せず、安定性が非常に増します。

他社のエンジンはVの字にペットボトルが並んでいる場合が多く、斜め方向に2本ずつ並び、上下運動を行います。

このタイプは、なんといってもエンジンルームが水平対向型よりも小さく、狭くて済むメリットがあります。

ただ、ピストンは上下に激しく動くことから、車両への振動は避けられません。

そして、自動車の「厚み」も必要になります。エンジンの高さが車両デザインに大きな「障害」となることもあるのです。

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スバル車は、運転がうまくなければ扱えない

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引用:http://www.rallyplus.net/wp-content/uploads/2016/05/Subaru_front_3_qtr_3_FINAL.jpg

新型レヴォーグは、レガシィのスポーツワゴン、というわけではありません。

レガシィにはアウトバックが存在し、これは完全にクロスカントリーをメインフィールドにしています。

つまり、鹿が這い上がるような勾配のきつい山道を駆けることが想定できる車です。

これに対し、レヴォーグは完全に高速性能、それもアスファルトやコンクリートといった高速走行やカーブの連続などに即した走りを得意とします。

峠道をうまく走るには、ライン取りが重要です。

コーナーリングとも言いますが、いかに小刻みにステアリングを回し、左右に振られないような走りができるかが、ポイントです。

ですが、新型レヴォーグは、水平対向エンジン。

つまりエンジンそのものの揺れがほとんどなく、エンジンの位置も低重心になることから、コーナーリングも非常に安定するのです。

実は、レヴォーグのドライビングシートに着座する、ということは、ドライビングが「うまくなる」ことを意味するのです!

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新型レヴォーグの中古車は、必ず試乗しよう

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引用:http://www.rallyplus.net/wp-content/uploads/2016/05/seat.jpg

さて、レヴォーグは、毎年マイナーチェンジを繰り返してきましたが、走行距離が3万、5万といった中古車も少なくありません。

この場合、エンジンをどれだけよいコンディションに保っていたか確認する必要があります。

かといって、エンジンをばらすわけにもいかず、オイルを確かめてもその状態はわかりません。

ですから、スバル専門店で買わない場合は、値引きさせて買うのが常識です。

スバルのエンジンは特殊です。そのため、取り扱いを拒否する整備工場もあります。

エンジンそのものが大きいこと、整備に時間がかかることなど、スバルは専門店かディーラーでなければ本当は扱えません。

もし、専門店以外で中古の出物を見つけた場合、必ず試乗しましょう。

できれば、レヴォーグを所有している人に乗ってもらうのが一番です。

エンジンフィール、カーブ走行、加速と、様々な味付けをよく感じてもらいます。

中古車ディーラーは、レヴォーグ一台で70万円は儲けたいもの

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引用:http://integrityexports.com/wp-content/blogs.dir/7/files/2015/01/Subaru-Legacy-Blitzen-Concept.jpg?b12274

中古車ディーラーというのは、基本的に車を安く仕入れ、高く売る商売です。

そのため、査定表という全国統一の赤本を持ち、オークションなどでも積極的に仕入れに参加します。

小さいながらも成功しているディーラーは、顧客を確保しており、値段はともかく指名した車が入れば即買い!という好条件の顧客を揃えます。

ですから、新車で300万円、2年落ちの走行1.5万キロのレヴォーグで、250万円といったものも出回ります。

社外ナビ付き、社外アルミ付きといったものは査定には反映されませんが、要は「きれいな出物」かどうかがポイントかどうか、だけなのです。

こういう店では、専門店よりもかなり高くレヴォーグを販売します。

ただし、車の状態は全く不明。7最低でも50万円から70万円はレヴォーグなら儲けなければ、商売とはいえないでしょう。

専門店以外なら、50万円程度は値引きさせないと意味がない

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引用:http://www.andyblackmoredesign.com/wp-content/uploads/web_DSC_2144x.jpg

スバル専門店、あるいはスバルディーラーの保証がある場合は、安心料が加わっていると考えて、値引きはそれほどできないかもしれません。

15万円ほどできれば御の字、という場合も多いでしょう。

端数があったら、切ってくれる程度、というのが正直なところかもしれません。

ですが、専門店以外なら、現状渡しなので、そのまま右から左に売るだけ。

もしかするとエンジン乗せ換え、というケースだってあり得ます。オイル漏れがひどい場合はまずアウトです。

ですから、50万円程度は値引きさせ、購入後はディーラーで点検してもらう。そこまでしないと安心はできません。

スポーツカーは、オーナーの扱い方ひとつで、状態の程度が激しい

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引用:http://www.andyblackmoredesign.com/wp-content/uploads/web_DSC_2144x.jpg

まだまだ高年式状態のレヴォーグが出てくるであろう、2016年。

レヴォーグは特にオーナーの手入れや走り方次第で、本当に変化していく車。

初めてスバルに乗る方も、ぜひいいタマを安く手に入れるために、情報を仕入れていきましょう!