スバルの新型レヴォーグの値引き交渉には、どのようなテクニックがあるのでしょうか?

競合車との比較や、ディーラーでの駆け引きなどを紹介します。

1

引用:http://img.xcitefun.net/users/2013/11/342013,xcitefun-subaru-levorg-concept-5.jpg

新型レヴォーグは、全長4815mm × 全幅1840mm のレガシィアウトバックより、一回り小型のスポーツセダンです。

アウトバックよりも、全長で125mm短い4690mm、全幅1780mmは60mm狭いのですが、12.5㎝と6㎝の違いは、大きいものがあります。

身長170㎝の男性が日本人の平均値であるのに対し、180㎝から185㎝が欧州や北米の男性の平均値。

北欧に至っては192㎝以上が「大きな人」という目安もあるそうですから、車内空間やシートの大きさも含めて、レヴォーグが「ジャパニーズ仕様」であることは間違いありません。

では、このジャパニーズ使用のスポーツセダン、レヴォーグの値引き交渉を行う際に、必要なものはなんでしょうか?

ズバリ、競合車(ライバル車)です。

どのような車がレヴォーグの競合車となりえるのか、見ていきましょう。

スポンサーリンク

ライバル車、ホンダジェイド

2

引用:http://lh3.googleusercontent.com/-bIU0Zn7q7tw/U-uemFBLyOI/AAAAAAAAFkI/kd4RXkYcNAE/w971-h729-no/Levorg_vs_WRX.jpg

レガシィツーリングワゴンの後継車、という立ち位置にいるレヴォーグ。

1.6L DOHC直噴ターボ搭載型と2.0L DOHC直噴ターボ搭載型の2つのモデルがありますが、ワゴンというセグメントで見れば、競合車は見当たらないのが実情ではないでしょうか?

ホンダ・ジェイドの場合は、全長で4650mm、全幅1775mmのスペックで、1.5L 直噴エンジンと電気モーターのハイブリッドシステムと、NA車の2種。

RSバージョンは完全に走りに重点を持ってきているタイプですが、これはワゴンではなく「低床ミニバン」とホンダは呼びます。

価格帯は253万円から292万円。

ジェイドは外観や駆動系に関して、レヴォーグに似ている部分は多くあります。

が、ターボエンジンではないことが、決定的な違いとなります。

ただ、ホワイトと明るい木目調の内装は、ホンダの最近の流儀であって、レヴォーグのエンジンのエンジンよりも、ジェイドの明るい内装に惹かれる場合、ジェイドに軍配が上がるようです。

スポンサーリンク

同じワゴンタイプの乗用車なら、値引き交渉の当て馬になるか?

3

引用:http://www.blogcdn.com/jp.autoblog.com/media/2011/12/atc-01.jpg

国内各社のワゴンタイプを見ると、トヨタ・アべンシスが唯一ほぼ同じボディーサイズと2Lエンジン搭載として見つかります。

ワゴンで売れているカローラ・フィールダーは「より小型」であり、またディーゼルエンジンのスタイリッシュワゴンのマツダ・アテンザワゴンは、アウトバックと同じ大型ワゴンのジャンルになります。

と、いうことはレヴォーグを有利に購入するための「国内ライバル車」は、アベンシス、ということに?

これは、絶対にありえないでしょう。

イギリス生まれの正統派セダンとワゴンであるアベンシスは、長距離ドライブにはよい硬さのシート、厚みのあるドアなどが利点ですが、乗る人の好みは全く異なるはずです。

ワゴンとしての比較でいくと、値引き交渉には向かないので「走り」に重点を移したライバル車を探してみましょう。

スポンサーリンク

水平対向エンジンをまず研究しよう

4

引用:http://i.imgur.com/whXutZ6g.jpg

スバルがレガシィを世に出した年は1989年。

当時はボルボ240エステート、サーブ900(初代)などが爆発的に売れていたころで、スウェーデンの自動車メーカーの一大ブームが世界で広がっていました。

北欧の車がなぜもてはやされたのか、それはWRCというラリーの世界選手権で、北欧出身のドライバーが多く活躍し、その舞台も欧州と北欧に限られていたからです。

スバルはここに水準を定め、悪路を走る車を次々とデビューさせます。

WRCは実は山道ばかりを走るのではありません。

オンロード走行も含まれています。高速走行だけではなく、トルクの強さとボディ剛性をも宿した自動車となると、水平対向エンジンは走りの安定性に非常に有利になります。

レヴォーグはハイブリッドマシンでもなければ、CVTのシステムを持っているのでもありません。

300万円のプライスカードが付いている競合他車を探して、値引き交渉に乗せるのではなく、まずはディーラーで試乗させてもらい、走りの楽しい車はほかにはどのメーカーですか?と逆に質問する図太さが大事です。

例えば、マツダCX-5と価格を競わせよう

5

引用:http://goautomedia.cdn.on.net/gallery/subaru/levorg/2014_02_05_subaru_levorg_tokyo_06.jpg

マツダCX-5はクロスオーバーカーであり、グローバルで販売しているディーゼル、ガソリンエンジンの2タイプがあります。

2L、2.2L、2.5Lとエンジンサイズはレヴォーグよりも大きくなり、車幅も1840mmありますが、全長は4540mmしかありません。

価格レンジは244万円から348万円。

ワゴンタイプよりも車高は高いのですが、山道や悪路を踏破するような本格的なオフロードカーではありません。

むしろ、オンロードでの高速走行での安定性に優れています。

ぜひ、この車に試乗してから、スバルで値引き交渉に移りましょう。

車格もエンジン性能も全く違いますが、この2台の担当者を競わせれば、値引きは間違いなく頑張ってくれるはずです。

営業マンをいい気分にさせて、泣き落そう

6

引用:http://i4.photobucket.com/albums/y150/vittoriob4/Mobile%20Uploads/87f1606366.jpg

車を安く買いたい、という人は必ず「いくらまでまけさせる」という目標を持って臨むのが普通でしょう。

10万円値引いてくれるのがよい、という人もいれば、10万円分のオプションをタダでつけてくれればいい、という人もいるはず。

ですが、車両本体価格とオプションを別々ににらみ、両方から値引きを受け取ると、満足感は大きくなります。

車両本体の値引きは、事前に試乗してきた車の名前を持ち出し、本気度をちらっと見せます。

CX-5でもいい、ゴルフでも、V40(ボルボ)でも構いません。

レヴォーグかゴルフか、というお客なら「ドライブを楽しみたい人」という風に思われます。

あとは、絶対に他社を悪くいわないこと。純粋に車が好きだ、というお客ほど、スバルの営業マンは「落とせる」のです。

営業マンもただの人。信念で値引きを勝ち取る

7

引用:http://clicccar.com/wp-content/uploads/2014/04/LEVORG_143.jpg

レヴォーグほどのエッジの効いたマスク、そしてターボエンジンの軽やかさを味わえる車は、日本では珍しくなっています。

ぜひ、希少車だからこそ、お得にゲットしていきましょう!