スバルの新型レヴォーグの値引き後の価格はいくらになるのでしょうか。

欧州車との考え方の違いや、オプションの事をふまえて、見てみましょう。

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引用:http://image.nettiauto.com/extra/carimg/00/07/79/42/01/subaru-levorg-7794201_l_eb12cc5210d948fb.jpg

値引きというのは、どんな自動車ディーラーでも半ば常識で行われます。

ところが、レクサスが「定価販売」を始めたことから、乗用車の価格が高止まりする傾向になってきました。

例えば、ドイツ車のBMW、メルセデス・ベンツ、VWやスウェーデンのボルボなど、本国で購入するよりも日本で買うほうが30%は高い、というのが一般的です。

ちなみに、500万円の車が30%増しとなれば、650万円。なんと150万円も高くなってしまいます。

もし、原価が350万円程度で、500万円のプライスタグをつけるべきところを650万円で売る。

もちろん欧州から日本への輸送コストはかかるでしょう。ですが、日本では輸入車の関税はゼロ。

ですが、ブランド料がかなりかかっています。

ならば、日本人はドイツの車を高く買わされているのでは?と思う人がいるようです。

もちろん、からくりとしては、ドイツでは消費税は18%ですから、500万円の車に対して90万円程度は余計にかかります。

ですが、ドイツで買うドイツ車は、日本仕様ほど多くの標準パッケージがありません。

つまり、日本で買う日本車も輸入車も、現実は「使いこなせないオプションだらけ」なのです。

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本国仕様と日本仕様は全く違う。だから、輸入車は高い

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引用:http://www.vireoauto.nl/1002899/vireo-auto-subaru-levorg-financieren.jpg?v=0

前置きがちょっと長くなりましたが、日本で買うベンツとドイツで買うベンツは、ラインナップが違います。

ドイツでもイギリスでも、車はあくまでも道具です。

もちろん安全性能などには興味のある人も少なくないでしょう。

ですが、少し硬めのシートと走りに適したタイヤさえあれば、満足という人が少なくありません。

500万円の車に最初からついている70万円分の標準装備のうち、65万円ほどは要らない、というのが欧州の人の発想です。

つまり、日本にやってくる輸入車はどうしても30%高くなるのは当然なわけです。

駆動系、ブレーキ性能、足回り、ボディ剛性、基本的な部分は海外でも日本でも全く変わりません。

が、日本人が大好きな「おもてなし装備」は実はものすごく高く付くのです。

オートライト、ウインカーの左右シグナルなど細かい部分は、欧州仕様には着いていません。

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新型レヴォーグは、4バージョンのみ。
まずは、素の状態で値引いてもらおう

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引用:http://tintopguru.files.wordpress.com/2016/03/wp-1459234852256.jpg

1.6GT EyeSight = 2,775,600円

○キーレススタート&プッシュスタート

○フロントフォグランプ

○オートワイパー&オートライト

○215/50R17タイヤ&アルミホイール

○UVカット機能付き濃色ガラス

これが、レヴォーグのボトムグレードの標準装備の内容です。

これだけでも、走りには満足できるのは間違いありません。

市場の価格は5万円から15万円程度の値引きですから、262万円。

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次は、人気の安全装備をオプション設定してみよう

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引用:http://www.chubu-jihan.com/subaru/images/VM4_STISport.jpg

これに、安全装備として人気の高いオプション「アドバンスドセイフティパッケージ」を付けると、自動的に以下の4つも付いてきます。

○LEDロービームランプ

○運転席8ウェイパワーシート

○オールウェザーパック

○ウェルカムライティング&サテンメッキドアミラー

この中で「オールウェザーパック」とは、北海道や東北、信州などの冬場にワイパーがフロントガラスに凍り付くのを防ぐ熱線入りの装置。

インパネのフロントウインドウ付近への熱風を当てることでも、効果はあるはずですから、本当に必要かどうかは?というところでしょう。

ちなみに、このオプションを付けた場合、298万円がカタログ価格です。端数を切って差額を出すと、21万円。

ここでは35万円の値引きを期待できます。

すると、263万円!なんとオプション設定なしと1万円しか変わらない額にまで、落ち着くことが可能になります。

こんなことができるのか、というとスバルではこのパッケージが売りのひとつであって、それを見越して生産していることから、台数の多いパッケージ車の方が値引きがいい、ということになります。

アドバンスドセイフティパッケージだけ欲しい!と粘るといい

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引用:http://www.subaru-global.com/ms2014/newyork/special/assets/pc/imgs/gallery/11.jpg

アドバンスドセイフティパッケージは、ドライビングの際に「自分の周り」をセンサー、カメラ、レーダーなどで感知し、マルチファンクションモニターで知らせたり、ライトの照射角度を下げます。

簡単に言えば、深海を航行する潜水艦さながらの全方位レーダーなのです。

これは、高い装備に違いない、と思っていませんか?

これこそ、年々あらゆる高級車に採用され、ミリ波レーダー、カメラ、センサーなどの価格はどんどん下がってきています。

これは言い換えれば「情報家電」のコアともいえるもの。

安全性能が多く付いているといっても、最終的には自分で危険を察知し、モニターで確認するのがスバルの考え方。

あくまでも補助的なオプションです。車のライン取りを無理やり正すようなことはありません。

だから、値引きは可能な程度、と言えます。

このアドバンスドセイフティパッケージだけが欲しい、といえば、購入価格は間違いなく下がります!

一番人気の1.6GT-S EyeSightで見てみよう

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引用:http://blog-imgs-67.fc2.com/c/a/r/carinfoj/levoge_022.jpg

一番人気の1.6GT-S EyeSightは305万円。

これにアドバンスドセイフティパッケージを付けると、327万円。

このほかにはナビゲーションシステム、とオーディオ関係のオプション設定です。

様々なメーカーのものを採用して、20万円以上のパッケージは必要になります。

そして、小さな子供がいるご家庭では、「リヤエンターテイメント(10.1型ワイドVGA+LED)」が必要なケースも(86,400円)。

つまり、ここでは最低でも30万円程度の追加オプションで、370万円のプライスです。

ここから、40万円から50万円の値引きが引き出せれば大満足、最低でも35万円は引いてもらって、335万円、というところでしょう。

必要なアクセサリーだけを強調。あとは要らないと言ってみる

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引用:http://stat.news.ameba.jp/news_images/20140415/11/81/af/j/o12800853levorg_070.jpg

新型レヴォーグの値引き後の価格ですが、1.6GT-S EyeSightなら、350万円を超えない程度にはしないと、どんどんディーラーのおもうツボにはまってしまいます。

オプションは恐るべし、と肝に銘じましょう。